パソコン作業でテニス肘
- fujinari-saki
- 2024年7月23日
- 読了時間: 2分
ここ最近、重いものを持ったりすると肘の外側が痛むというお客様が立て続けにいらっしゃいました。検査してみると手首を返したときに同じ痛みが出ました。この痛みは、テニス肘の可能性が高いです。中年のテニス愛好家に生じやすいのでテニス肘と呼ばれていますが、正式には上腕骨外側上顆炎と言います。テニスに限らすゴルフやバトミントンなどラケットスポーツをする方や、重い荷物を運ぶ方、料理人や大工などの手首をよく使う職種の方などに多く発生します。症状が進行するとコップが持てないほどの強い痛みを伴うこともあり、日常生活にも大きな支障をきたすようになります。
基本的には指や手首を返す筋肉の使い過ぎで発症します。それらの筋肉が肘の外側(上腕骨外側上顆)に付着しており、その部分に痛みが出てきます。また40代以降で特に発症ずる事から加齢にも関係があると考えられています。特に中指を返す筋肉(短撓側手根伸筋)の影響が大きいとも言われています。そしてこの中指を返す筋肉はパソコンのキーボードを打つときや、マウスでクリックする時にも使う筋肉でもあり、長時間のパソコン作業によって肘にものすごく負荷がかかり、テニス肘を発症します。来店された方々も一日中パソコン作業をしているということでしたので、それにより肘の外側が痛くなったと考えられます。

セルフケア
1.前腕のストレッチ
肘を伸ばしたまま、手首をできる限り曲げる。
2.肘をほぐす
肘の外側を指で掴み(痛いところよりやや手首寄りの箇所)、腕を外・内と回旋させていく。リズミカルに行う。
3.サポーターやバンドを使う
市販で肘に巻くテニス肘用のバンドやサポートなども売られています。
肘の痛む作業するときに巻くと痛みの軽減になります。
パソコン作業時に肘の外側に痛みのある方は、ぜひお試しください。
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